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- tenrivers
- 2 日前
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もうすぐゴールデンウィーク!Yeah!
4月は、どの学年の子も、みんな、お疲れの様子でしたが、思いっきり遊んで、英気を養って、また、学びに向かっていきましょう。あ、大人の生徒さんたちはお元気でしたね。さすが、昭和の人。

さて、昔、オープンスクールのレクチャーでも取り上げたことがあり、また、日頃から保護者のみなさまに発信してきた「読み書き」の「読む」ですが、先週、今週と、宿題に関してご質問いただいたこともあり、これまでに話し尽くしたトピックですが、少々おつきあいください。
前回のポストに、自ら学ぶことに関して書きました。「読み」とも関連するので、まだお読みになっていない方は読んでください。
子どもが自分で日本語の本を読み始める幼児期。まだ意味が分からない、初めて出会う語がありますよね。「これ、どういうこと?」と一つ一つ聞く子もいるでしょう。でも、大半は、生まれてからそれまでの数年間で耳から入った言葉の知識をもとに、『たぶん、こんなこと』と納得して、一人で読み進めるのではないでしょうか。そうして、書き言葉も蓄積されていくわけです。
英語は外国語ですが、基本的に同じです。ただ、外国語だからこそ、母国語同様に読み聞かせから始まっても、様々な方法で「読み方」を習い、自分で読めるようにするのです。ここで言う「読める」とは、単語を正しく音読する、という段階ではなく、その先の、読んで内容を把握するという理解の段階です。小学生時代に、文の固まりそのままで何度も練習しているから、中学以降の理解が速いのです。
その過程で、全ての単語を日本語に訳して教えたりはしません。絵がヒントになり、文中の、すでに知っている単語から全体の内容(意味)を推測し、読み進めます。高学年になれば、辞書を使うこともありますが、一つ二つ、重要な語を分担して調べる程度です。辞書調べは、速く引けるようになる練習という目的もあります。
みなさまの関心が高い英語検定はじめ、各試験の英語も、推測しながら読み進めることが要求されます。長文をいちいち日本語に直していたら、時間が足りないですよ。英語を英語でわかるようになるために、小学生時代から身につけておきたいのは、誰の助けがなくても、調べられない状況でも、場面を想像しながら、次を予測しながら、どんどん読んでいく逞しさなのです。
幼児期から小学一年生までに、たくさん、日本語の本を読み、内容を語ってもらってください。二年生からは、作文です。読んだ本の感想から始めて、創作も。
ゴールデンウィーク中に、レッスンでの貸出本も含め、日本語も英語も、何冊読めそうですか?